パラグアイには海がない。
海なし県の栃木出身の僕にはその気持がよくわかる。
パラグアイは海なし国なのである。
でも、そもそもパラグアイには海がなかったわけではない。
パラグアイ戦争(1864-1870)で敗北して今の国土になったのだ。
セントロ博物館に連れて行ってもらうと、元の国土の広さがのわかる地図があった。
海、あったじゃない!
幻のパラグアイ東海岸。
いまもブラジル国境沿いのイグアス地域の空き家は、ブラジル人によって購入されるそう。政府が補助金を出して支援してるんだって。
パラグアイの国土を4分1にし、海を奪いながらもなお、赤土をはつり続ける大国ブラジル。
少しづつだけど南米が見えてきた。